FSWDメタルファイヤーシリーズ【ガラス入特定防火設備】
従来の特定防火設備は扉に鋼板を使用しなければならず、ドアの外側や内部が見えないものでした。そのような問題を解決したのは超耐熱結晶化ガラス入り特定防火設備(メタルファイヤー)です。
ガラスに網目がないので、フロートガラスと透明度はほぼ変わりが無く、明るい視界を実現、開放感、快適性と、今までの特定防火設備(旧甲種防火戸)では不可能だった広がりを持つ防火区画の設計を可能にしました。
バリエーションも50タイプ以上に及び、仕様も最大ガラス寸法限度まで窓開口を大きくし、それぞれのタイプごとに自由度の高い寸法体系が設定されています。
国土交通省より、建築基準法施行令第112条第1項の規定に適合の認定を取得しました。
超耐熱結晶化ガラスの特長
・熱膨張係数はゼロに近く、800℃に熱した状態で冷水をかけても割れない、熱衝撃強度の高い材料です。
・ガラス強度はフロードガラス5mmと同等の材料です。
・切断加工はガラスカッターにて容易に切断できます。
判定基準
各試験体について実施した加熱試験によって得られた数値が、次のイからハの基準を満たす場合に合格する。
イ.非加熱側へ10秒を超えて継続する火炎の噴出がないこと。
ロ.非加熱面で10秒を超えて継続する火炎がないこと。
ハ.火炎が通る亀裂等の損傷及び隙間を生じないこと。ただし、防火戸の沓ずりの床に接する部分の隙間(10mm以下)は除外する。
用途と効果
ガラス入特定防火設備の使用上の注意
メタルファイヤーは、ガラスと、枠・扉が、一体化となって個別認定した特定防火設備です。認定以外の使用では、特定防火設備として認められません。ガラス下部に特定防火設備の証明として、認定シール、警告シールが貼られています。施行及び清掃の際には、剥がさないように注意してください。使用中、万が一ガラスが破損した場合は、警告シールに従い、当社までご連絡ください。
認定番号一覧表
認定区分 | 認定番号 | 名称 |
---|---|---|
特定防火設備 | EA-0009 | 耐熱板ガラス入鋼製嵌殺し窓 |
特定防火設備 | EA-0015 | 耐熱板ガラス入鋼製片開き額入り戸 |
特定防火設備 | EA-0016 | 耐熱板ガラス入鋼製片開き框戸 |
特定防火設備 | EA-0017 | 耐熱板ガラス入鋼製嵌殺し窓(欄間付) |
特定防火設備 | EA-0018 | 耐熱板ガラス入鋼製嵌殺し窓 |
特定防火設備 | EA-0020 | 耐熱板ガラス入鋼製両開き額入り戸 |
特定防火設備 | EA-0022 | 耐熱板ガラス入鋼製両開き框戸 |
特定防火設備 | EA-0060 | 耐熱板ガラス入鋼製片開き戸(両袖・欄間付) |
特定防火設備 | EA-0061 | 耐熱板ガラス入鋼製嵌殺し窓(両袖・欄間付) |
特定防火設備 | EA-0062 | 耐熱板ガラス入鋼製両開き戸(両袖・欄間付) |
特定防火設備 | EA-0112 | 耐熱板ガラス入鋼製両開き戸(両袖・欄間付) |
特定防火設備 | 申請中 | 耐熱板ガラス入鋼製嵌殺し窓 |